結婚式の知識

結婚前の不安、マリッジブルー!原因と対処法、そして私の体験談

ブロークンハート
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「大好きな人と結婚するんだから、マリッジブルーなんてなるわけがない!」と思っている方でも、いつの間にかマリッジブルーに陥ってしまうことがあります。幸せなはずなのに、なぜか苦しいマリッジブルー。その原因と対処法、そして私自身の体験談をご紹介します。

マリッジブルーとは

ケンカするカップル

マリッジブルーとは、結婚前の憂鬱(ゆううつ)な精神状態のことを言います。

結婚式の準備が上手く進まなかったり、新生活への不安などから、イライラ・不眠・食欲不振などの症状が起こります。

マリッジブルーが深刻になると別れを考えてしまう場合もあります。

しかし、ほとんどのマリッジブルーは、未経験のことに対する漠然とした不安であり、結婚前の一過性のものです。あまり深刻にならずに「当然の感情」として受け止めましょう!

マリッジブルーの原因

マリッジブルーは女性に多くみられますが、男性にもみられる症状です。女性・男性別に多くみられる原因をまとめました。あなたに当てはまるものはあるでしょうか?

女性の場合

女性によくみられるマリッジブルーの原因には、以下の4つがあります。

1.変化に対する恐怖心
2.結婚式準備中の意見の違い
3.義両親や親戚との関係
4.お金に対する価値観の違い

1. 変化に対する恐怖心

2軒の家

今までの生活が変わってしまうことに対する恐怖心から、結婚に対して不安を感じてしまう場合があります。

今まで実家で暮らしていた女性は特に、家族と離れることを悲しく感じてしまいます。結婚相手に転勤の可能性がある場合にはなおさらです。

どんな生活が待っているのか想像が付かないと、不安が膨らんでしまうのです。

2. 結婚式準備中の意見の違い

話し合い

結婚準備は、とても手間がかかります。結婚式の段取りや、親族への気配り、会社の方への気配りなど考えなくてはいけないことが沢山です!

ただでさえ忙しくてイライラしてしまいがちな結婚準備。そんな時に結婚相手と意見が合わないと、大好きなはずの結婚相手がストレスの対象になってしまいます。

3. 義両親や親戚との関係

老夫婦

義両親と自分の両親との考え方が違う場合、戸惑うことがたくさん出てきます。

義実家と考え方が違うのは当然なのですが、これから長く付き合うことを考えると不安になり、憂鬱になってしまいます。

4. お金に対する価値観の違い

小銭

結婚に向け将来のことを話し合い始めたときに、お金に対する価値観の違いに気付いて不安になる場合があります。

例えば「これからの生活資金のために、控え目な結婚式を挙げたい」花嫁と、「一度きりのことだから派手な結婚式を挙げたい」新郎。話し合えば話し合うほど、平行線をたどる価値観の違い。「この人と私とで、大丈夫?」と将来への不安に繋がります。

男性の場合

男性の場合は、以下の3つの原因からマリッジブルーに陥ることが多くあります。

1. 責任感から来る不安
2. 自由が無くなる不安
3. 面倒くさい

1. 責任感から来る不安

悩み

「自分が中心になって妻と子供を食べさせていかなければならない」という責任感が強いと「自分に出来るだろうか?」と不安になってしまう場合があります。

仕事をずっと続けていけるのか、経済力を維持できるのかという不安も出てきます。

2. 自由がなくなるという不安

バイク

今まで気ままに一人でやっていたことが出来なくなるのでは、という不安を感じる人は多いようです。

結婚すると「休日は家族のために買い物に行かなくてはいけない」「趣味にお金を使えない」など、結婚生活の不自由さを考えて憂鬱になってしまいます。

3. 面倒くさい

眠る男性

結婚式やウェディングドレスへの思い入れは、女性の方が強いものです。結婚式に対して思い入れの強くない男性は、結婚式の準備や新居への引っ越しなど、手間のかかることを面倒くさいと感じてしまいます。

そんな気持ちを相手に気付かれるとケンカの原因になり、ますます面倒くさくなり、憂鬱になってしまいます。

マリッジブルーの解消方法

「この人でいいの?」「将来は大丈夫?」「俺の自由は?」などなど、同じことばかりぐるぐると考えていてもマリッジブルーは解決しません。女性・男性別にその解消方法をまとめました。もし今悩んでいる方がいたら、参考にしてみてください。

女性の場合

女性の場合は、心の中に溜め込んだ不安を他人に話すことでスッキリすることが多いです。深く考えすぎないよう、気分転換も忘れずに!まずは以下の2つを試してみて下さい。

1. 友人に話す
2. 結婚のことを忘れる時間を作る

1. 友人に話を聞いてもらう

不安なことや気になっていることを、友人に話して聞いてもらいましょう。話すことで自分の考えがまとまり、話しただけでスッキリしてしまうこともあります。

ただし、未婚女性に結婚の悩みは相談はしない方が良いです。出来れば既婚女性に相談しましょう。

未婚女性にとってマリッジブルーは「贅沢な悩み」に聞こえ、反感を買ってしまうことがあります。一方、既婚女性は同じ悩みの経験者として、適切なアドバイスをくれるはずです。

2. 結婚のことを忘れる時間を作る

結婚が近づいてくると、結婚のことばかり考えてしまいます。でも考えすぎると疲れてしまいます。そんな時は、一人で小旅行に出かけてみるなど、日常から少し離れてみることが効果的です。考えすぎて疲れてきたら、何も考えずにリラックスする時間を持ちましょう。

男性の場合

男性の場合は、他人に悩みを聞いてもらうのは難しいもの。素直に結婚相手に憂鬱な気持ちを打ち明けるのが効果的です。以下の2つを試してみて下さい。

1. 結婚相手に話す
2. 結婚のことを忘れる時間を作る

1. 結婚相手に話す

女性と違って男性は、友人に話して発散することが苦手です。でも心の中にため込んでしまうのは症状を悪化させるだけ。思い切って結婚相手に打ち明けるのが一番です。

「仕事が上手くいかず、経済的に心配だ」と正直に打ち開ければ、「じゃあ私が働くよ!」と女性が軽く答えてくれるかもしれません。自分が選んだ女性なので、信用して打ち明けてみましょう!

2. 結婚のことを忘れる時間を作る

女性の場合と同じですが、一人で遠くまでドライブしたり趣味に没頭したり、結婚のことを忘れる時間を作りましょう。自分だけのリラックスする時間を持つことが大切です。

【体験談】私のマリッジブルー

私も、結婚式前にマリッジブルーを経験しました。私の場合は、自分の父親との関係が良くなかったことが原因でした。

父親がバージンロードを拒否

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私の父親は、頑固で自分の思い込みを曲げない人です。

子供の頃から、私には父親を理解できない部分がありました。

「何でこんなことで怒るの?」「何で話が通じないんだろう?」と、疑問に思うことが色々。

そんなちょっと一般常識から外れた父親なので、結婚式が近づくにつれ、私は漠然とした不安を抱くようになりました。そしてその不安は、的中しました。

ウェディングプランナーさんに提案されたので「バージンロードを一緒に歩いて欲しい」と父に伝えると、「そんな恥ずかしいこと、誰がするか!」と父は怒りました。

また父は、新郎のお父さんが忙しくて両家の食事会が実現出来なかったことを、ずっと根に持っていました。毎日のように私に電話してきて「食事会も出来ないなんて、失礼すぎる!いつ食事会をするんだ!」としつこく怒鳴ってきました。

「今は忙しいから、また改めて会える機会を作るよ。」と言っても納得せず、話が通じません。面倒くさいので私は父からの着信を拒否しました。

私は理不尽な父の言動を理解できなくて、図書館で「暴走老人」という本を借りて真剣に読んだりしました。「そうそう、ほんとに暴走するんだよね・・」と思いながら。

結婚式が憂鬱に

私は父親と上手く意思疎通ができなくて「お父さんなんてどうでもいい」と思っていました。(何しろ、結婚式が近いのに着信拒否してますからね。)

でもその反面「どうして父親なのに私の結婚を喜んでくれないんだろう?」と悲しい気持ちがモヤモヤと心を占めていました。ごちゃごちゃ言わず、普通に祝福してくれればいいのに。

そのうち、結婚式自体が不安になってきて「結婚式なんてしたくない」「結婚式の打ち合わせに行きたくない」と思うようになりました。

結婚式の打ち合わせの後で新郎と二人で話し合っている時に(何の話だったかは忘れましたが、たぶん結婚式の演出についてです。)、不安に襲われて泣いてしまったことがあります。

新郎はもちろん「なんで泣くの?泣くようなこと?」という感じで呆れていました。

私はその時、祝福してくれない父親のことがずっと頭にあって、結婚式というイベントに対する不安があふれてきたんだと思います。

「そんな演出したって、上手くいかないよ!喜んでもらえないよ!」という気持ちになったんだと思います。

でも新郎には、私の父親の理不尽さを知られたくなかったので、悩みを打ち明けていませんでした。だってこれから家族になるのに、新郎に不安を与えたくなかったんです。

新郎からみたら、楽しい結婚式のはずなのに、訳の分からないことで泣いたり不安定になっている私。もうちょっとで「俺との結婚が嬉しくないの?」と嫌われるところだったかもしれません。

母の言葉に安心

結婚式が近づくにつれ、私の不安は大きくなっていましたが、その不安を解決してくれたのは母からの電話でした。母は「全部あなたのしたい様にしなさい。お父さんにはちゃんとやらせるから。心配しないで。」と言ってくれました。

その言葉で私は少し安心して結婚式を迎えることができました。父は、あれほど文句を言っていたバージンロードを嬉しそうに歩きました。母が説得してくれたのでしょう。

結婚式のあとは何度も何度も写真を眺め、「いい結婚式だったな」と言っていました。(今思えば、本当に訳が分からない。)

結婚式はとても素敵な思い出に残るものになりました。勝手な父親でしたが、私は「色々あったけど、結婚式を挙げて本当に良かった」と思っています。

マリッジブルーは一過性のもの!

握手

結婚を控えて準備に追われていると、イライラしたり面倒になったりするのは当然のことです。マリッジブルーの原因は、相手を嫌いになったからではなく「未来への不安」から来るものが殆どです。

未来が分からないのは当然のこと。やってみれば何とかなるものです。今感じている不安は、結婚式が終わって時が経つとあっという間に忘れてしまうかもしれません。

また、私が経験したように「マリッジブルー」には、新郎に関することだけではなく家族に関することなど、色んな原因があります。今まで考えてもみなかった家族の問題が見えてくることもあるかもしれません。

結婚はとても大切なことだと思うからこそ、悩みも深くなってしまいます。でもどうか「必ず解決する」と前向きにとらえてみてください!

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